こんにちは。
今回は、元P&Gジャパン執行役員 M-Force株式会社代表の長 祐さんの動画を拝見して、自分なりにかみ砕いて整理した内容を、ブログでシェアしたいと思います。
📺 動画
明日から使える“最強&最新”マーケティング/本質的フレームワーク「9segs®」活用術
▶ YouTubeはこちら:https://www.youtube.com/watch?v=SMVY5mjxD3k
Table of Contents
「9segs®」とは?
マーケティングの王道である「顧客起点」。
その考え方を整理するためのフレームワークが、
『9segs®(ナインセグズ)』です。
簡単に言えば、
「お客様の行動」と「お客様の気持ち(心理)」を掛け合わせて9つの状態に分ける
というシンプルだけど奥深いモデルです。
■ 9segs®の構成:2つの軸
横軸:行動のステージ
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知らない
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未利用
- 離反した
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一度使った
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何度も使ってくれている(ロイヤル)
縦軸:気持ちのステージ
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無関心
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ちょっと気になってる
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興味があるけど行動に移せない(他人に合わせてる等)
このマトリクスを使い、お客様を分解します。
知らない人に知って頂き、離反することなく使って頂き、ロイヤル顧客になってもらう、ことが必要になります。
マーケティングの本質は「誰に、何を届けるか」
動画で一貫して語られていたのが、
「WHO(誰に)× WHAT(何を)」という視点の大切さ。
「広告を出しても響かない…」という悩みの多くは、
✔ 相手が見えていない
✔ 価値が伝わっていない
という状態だそうです。
そこで必要なのが、「9segs®」を使って顧客を解像度高く理解すること。
私が特にハッとしたポイント3つ
① 「知ってる」だけでは使ってもらえない
→ 「知ってるけど使ってない」人の中には
・ただ知ってるだけの人
・“使ってみたい”と思ってる人
がいて、ここに気づかないと刺さる施策は作れない。
ただの認知ではダメで、「感情とセット」で考える必要がある。
② 「ペルソナ」はWHATを決めるカギ
→「誰に届けたいか」を深掘りすると、「どんな価値を届けるか」もブレなくなる。提供する価値の方向性が明確になり、人の心を動かし行動を動かす戦略が出来ます。
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安さ?
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特別感?
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手軽さ?
価値はお客様によって違うからこそ、WHOとWHATはセットで考えることが大事。
③ 「仮説をデータで確かめる」習慣が大切。
→「感覚」で考えるのではなく、
「データ」や「お客様の声」で仮説を検証する。
→これを繰り返すと、施策に再現性が生まれる!
やるべき事が出たら常に顧客データを見に行くことが大切なんですね。
実際に自分のビジネスに当てはめてみよう
皆さんのお客様を「9segs」でマッピングしてみましょう。
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知ってるけど使ってない人が多いかも?
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一度だけ使ってくれた人が戻ってこないのはなぜ?
このように考えると、「次に何をすればいいか」が自然と見えてきます。
『顧客起点=ビジネスの根幹』である
ビジネスというのは、お客様に自分のサービスや製品を気に入って頂いて買ってもらって売上を上げること。
1.9segsは行動と心理を一緒に入れて1つのモデルで説明するフレームワーク。このようなフレームワークを使ってしっかり考えていく。
2.顧客の理解をしっかり顧客戦略に落とし込む。誰に何を提供するのか。これは一つではなくて組み合わせである。
3.顧客戦略に基づいて最大の効果をもたらす施策を考える。
4.やりがちなのは独りよがりになる事。そうならないように常に顧客データを確認して、本当にその仮説が正しいのか、検証する。
以上、私自身の備忘録を兼ねた学びのまとめでした。
ビジネスをしている方や、マーケティングに関わっている方にとって、勉強になる事がたくさん見つかる内容だと思います。
興味がある方は、ぜひ元動画もご覧ください!