9月26日(金)に「小規模事業者持続化補助金 第17回(一般型・通常枠)」および「創業型第1回」の採択結果が発表されました。
今回の採択率はおよそ5割。採択率が高いとはいえ、書類の完成度が明暗を分ける結果となっています。
この記事では、採択結果の数字とともに、今後の申請に向けたポイントをわかりやすく解説します。
Table of Contents
🔍 第1章:第17回(一般型・通常枠)の採択結果
- 公募回:第17回(一般型・通常枠)
- 発表日:2025年9月26日(中小企業庁公式)
- 申請件数:23,365件
- 採択件数:11,928件
- 採択率:約51.1%
💬 コメント:
今回は約2件に1件が採択される結果でした。
第16回(約48%)よりやや上昇し、採択率は安定傾向。
一方で、採択ラインが「質の高い事業計画書を出すこと」に確実にシフトしています。
SNS広告やDX導入など、 “成長につながる投資”を明確に説明できた計画が多く採択された印象です。
💡 第2章:創業型(第1回)の採択結果
- 公募回:創業型 第1回
- 申請件数:3,883件
- 採択件数:1,473件
- 採択率:約37.9%
💬 コメント:
創業型は初回ということもあり、全体の申請数がやや多めでした。
採択率は4割を下回り、一般型よりも難易度が高め。
特に「創業の目的・市場性・継続性」がしっかり言語化されていない計画は不採択となる傾向があります。
今後は創業動機+収益モデル+地域貢献性の3点セットが鍵になりそうです。
📊 第3章:採択結果から見える3つの傾向
1️⃣ “目的の明確化”が重視されている
→ 「誰のどんな課題を解決するのか?」が明確な事業が評価されやすい。
2️⃣ 地域性・社会性のある取り組みが好まれる
→ 地域連携・地産地消・地域課題解決など、“地域とともに伸びる”視点がプラス評価。
3️⃣ デジタル化・効率化の取り組みが引き続き高評価
→ SNS、ネット販売、業務DXなど、「収益性+省力化」を両立した内容が多く採択。
🚀 第4章:次回(第18回以降)申請に向けた対策ポイント
- “目的・ターゲット・手段”を具体的に書く
- 数値根拠(売上見込み・集客計画)を簡潔に入れる
- 写真・図解で“伝わる”計画書に
- 補助金をどう活かして成長するかを言語化
📌 特に近年は、単なる設備投資ではなく「経営の仕組み改善」が重視されています。
業務改善・販路開拓・ブランディングを“つなげて説明”することで、採択率アップが期待できます。
🗓️ 次回公募スケジュール(第18回・創業型第2回)
第18回(一般型)および創業型第2回の公募は 2025年10月3日より受付中 です。
申請の締め切りは 11月28日(金)17:00まで。
今回は電子申請のみの受付となっています。
早めに商工会・商工会議所で事業支援計画書(様式4)の準備を進めるのが成功のカギです。
⬇️第18回/創業型 第2回 公募スケジュールはこちら⬇️
- 公募要領公開日:2025年6月30日
- 申請受付開始日:2025年10月3日(金)
- 申請受付締切:2025年11月28日(金)17:00
- 事業支援計画書(様式4)交付締切:11月18日(火)
🌹 まとめ:採択率50%時代に求められる“戦略的な書き方”
採択率が安定してきた今、通過するかどうかは「熱意」も大事だけど「構成と具体性」そして「一貫性」。
補助金を“資金調達”ではなく、“経営戦略の実行支援”ととらえることがポイントです。
第18回に向けて、早めの準備でチャンスをつかみましょう😊✨