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【DAY3】事業計画書の売上・利益・課題の書き方|“現在地”を言葉にしよう

今日は小規模事業者持続化補助金の申請に必要な「経営計画書」パートの中から、「1-2 現在の売上、利益の状況」と「1-3 経営課題」について、わかりやすくご紹介していきます。

 

売上・利益の状況は、あなたの事業の“現在地”

ここでは、あなたのサービスや商品の「売上」や「利益」の状況を記載します。
できれば過去3年間の推移があるとベストですが、創業間もない場合は月別の記載でもOKです。

さらに、複数のサービスがある場合は:

  • サービスごとの売上割合
  • 利益の大きい順
  • 近年伸びているメニューなど

を書くことで、事業全体の構造が審査員に伝わりやすくなります。

📊 表やグラフを活用すると、視覚的に理解されやすくなりますよ!

審査員は自分の事業についてきちんと把握出来ているかをチェックしています。

【記載例】◆売上の状況

当店のメニュー別売上構成比は以下のとおりです。
特に、珈琲は他店では扱っていない特別な豆を使用しており、リピーターにも人気です。
女性のお客様はドリンクと一緒にスイーツを注文される傾向があり、客単価アップにもつながっています。

【メニュー別売上構成比】

1位 珈琲      40% 280万円
2位 カフェオレ   20% 140万円
3位 チーズケーキ  18% 126万円
4位 焼き菓子    14%   98万円
5位 クリームソーダ   8%   56万円

👆表にしてもOK!

【記載例】◆過去3ヶ年の売上・利益の推移

当店は固定客が多く、安定したリピート利用がある一方で、新規顧客の増加には課題が残っています。
売上は横ばいからやや減少傾向にあり、原材料価格の高騰も影響して利益が少しずつ圧迫されています。

令和4年 令和5年 令和6年
売上額 ○○○万円 ○○○万円 ○○○万円
売上総利益 ○○○万円 ○○○万円 ○○○万円
営業利益 ○○万円 ○○万円 ○○万円

■1日の平均売上額 ○○万円

■1日の平均来店客数 ○○人

■顧客割合(男女比) ○:○

このように、売上や利益の状況を具体的に書くことで、経営実態をきちんと把握している印象を与えることができます。

 

経営課題を書こう|今、何が課題になっている?

次は、「今の事業のどこに課題があるか」を言語化していきます。

これは、DAY2で作成したワークシートと連動する部分です。
売上・利益の状況を踏まえて、「なぜ売上が伸びないのか?」「利益を圧迫している要因は?」を言葉にしてみましょう。

【記載例】◆経営課題

当店の来店客分析の結果、リピーターは多いものの、新規のお客様の来店が少ないことが分かりました。
店舗周辺では競合カフェの出店も増えており、差別化と集客の工夫が必要と感じています。

 

まとめ|“数字で語る”と信頼される

 審査員は、あなたがちゃんと

  • 自分の事業を説明出来るか
  • 数字を把握しているか
  • 利益構造や課題を理解しているか

を見ています。

だからこそ、曖昧な表現を避けて、できるだけ数字や根拠と一緒に書くのがポイントです。

 

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📌次回は・・・

次回DAY4では、「顧客ニーズと市場動向」を一緒に整理していきます。
ひとつひとつ積み上げて、信頼される事業計画書を目指しましょう!

お疲れ様でした👏👏次回もお楽しみに!

 

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