「そろそろ忙しくなってきたし、アルバイトを採用したいな…」
そう思ったとき、まず迷うのが どうやって求人を出すか ではないでしょうか?
求人媒体に掲載すると、1週間でウン万円かかることもあります。
小規模事業者や個人のお店にとっては、なかなか負担が大きいですよね。
そこで今回は、お金をできるだけかけずにできる採用方法と、採用した後に大切な育成のちょっとしたコツを、わかりやすくご紹介します。
Table of Contents
求人はどう出す?コストをかけない工夫
SNSを活用する
InstagramやFacebookなどのSNSで「スタッフ募集」と投稿するのはおすすめです。
なぜなら、普段からフォローしてくれている人=お店のファンだから。
自分のお店を知っていて、共感してくれる人が応募してくれると、働き始めても馴染みやすく、サービスの質も自然と上がります。
店舗の張り紙も効果的
昔ながらの方法ですが、店舗に「スタッフ募集」の張り紙を出すのも有効です。
例えば 実は無印良品の店員さんって、ほとんどがもともと“ユーザー”だって知っていますか?
「無印が好きだから働きたい!」という理由で店員さんになった方が多いんです。
だから、お店の商品やサービスをよく理解していて、同じお客さん目線で「もっとこうするといいな」が自然と出てくるんですね。
お店を訪れてくれる人は、すでにお客さんとして自社の商品やサービスを理解しています。
つまり「ユーザーがスタッフになる」ケースが多く、接客や商品説明もスムーズ。
ペルソナが自分自身なので「もっとこうするといい」が自然に見えてきます。
ハローワークを利用する
でも例えばBtoBの事業だったりすると、上記の施策は難しいですよね。
お金をかけずに幅広く募集できるのがハローワークです。特に地元でパートさんを探すときには頼れる存在。
しかも無料で掲載できるので、採用コストをかけたくない小規模事業者にはピッタリです。
求人票の書き方のコツ✍️
ハローワークに限らず、求人票を書くときに意識してほしいのは、応募者が「ここで働く自分」をイメージできることです。
業務内容は具体的に
「○○業務」だけではなく、どんな作業をするのか、その業務のおおまかな作業手順はどんな感じか、など、できるだけ具体的に書くことが大切です。
仕事内容がイメージできないと、自分に出来るか分からない、大変そう・・・、難しそう・・・など、応募のハードルが上がる場合が。
「これなら私も出来るかな」って思ってもらえると応募しやすくなります。
福利厚生は当たり前でもしっかり記載
「交通費支給」「労災・雇用保険あり」など、当たり前の内容でも必ず書きましょう。
応募者は書いてないと”用意していない”と捉えることも。
きちんと細かい部分まで書いてあると安心感につながります。
他社求人と比べて調整する
同じ職種の求人票をチェックして、条件面で見劣りする場合は、別の魅力をアピールしましょう。
例えば「シフトが柔軟」「社員割引あり」「地域密着で安心」といった働くメリットは、多少の条件の悪さをカバー出来たりします。
自社で働くメリットを提示する
お給料がもらえるのは当たり前ですが、「○○のスキルが身につきます」「商品開発に携われます」など、
給料以外の働くメリットや、“やりがい”についてしっかり伝えましょう。
HPやSNSで雰囲気を伝える
今の応募者は、必ず「どんな会社だろう?」と調べます。
自社のHPやSNSに求人専用ページを用意し、写真付きで職場の雰囲気やスタッフを紹介すると安心感がアップ。
「文字情報」だけの求人票よりも、写真で従業員の表情やお店の雰囲気が伝わる方が圧倒的に効果的です。
どんな人に来て欲しいかを伝える
求人のミスマッチは、お互いにとって不幸のもと。できるだけ避けたいものです。
お金や時間を無駄にしないためにも、「こんな人に来てほしい」「こんな人に向いている会社です」と明確に伝えることが大切です。
そうすることで、合わない人の応募を減らすことができ、採用後に「こんなはずじゃなかった…」とお互いががっかりするのを予防できます。
⇒求人票は「条件を羅列するだけの書類」ではなく、会社の魅力を伝える広告のようなもの。
ちょっとした工夫で、応募の数も質も大きく変わりますよ😊✨
アルバイト・パートさんを迎える前に整えること
求人票を書いて応募が来ても、受け入れ体制が整っていないと「せっかく採用したのに続かない…」ということになりがちです。
ここでは、アルバイト・パートさんを迎える前に準備しておくと安心なポイントをまとめました。
📖 マニュアルを用意しておく
仕事を教える人によって内容がバラバラになると、新人さんは混乱してしまいます。
基本的な作業や接客の流れを簡単にまとめておけば、教育の負担も減り、スムーズに仕事を覚えてもらえます。
🌟 理念や想いを言語化する
「うちはこんなお客様に喜んでもらいたい」「こんな想いでお店を続けている」――そんな理念を共有しておくことで、
アルバイトさんも“ただ働く”だけでなく、やりがいを感じやすくなります。
特にアルバイトの場合、その場その場の細かな判断基準がわからず、「どう対応すればいいのか迷って結局何もできなかった」ということが起こりがちです。
でも、あらかじめ「うちの会社はこういう理念なんだよ」と伝えておけば、その理念に沿った接客や行動ならOKという判断基準が生まれ、安心して動けるようになります。
📝 労災・雇用保険など法定福利を整える
法律で義務づけられた福利厚生はしっかり整備しておきましょう。
「きちんとした職場だ」という安心感は、応募者が長く続けたいと思う大きなポイントになります。
⏰ 勤務条件を明確にする
勤務時間や時給、交通費、シフトの柔軟さなどは、あらかじめ明確にしておくことがトラブル防止の基本です。
条件があいまいだと「聞いていなかった」という不満につながりやすいもの。
例えば時給であれば「1分単位で計算するのか」「15分単位なのか」など、細かいルールまでしっかり決めておくことが大切です。
採用前に整理しておけば、後々のトラブルを防ぎ、お互いに安心して働けます。
まとめ🌱
アルバイト・パート採用は「求人を出す」ことがゴールではありません。
SNSや張り紙でファンや来店客をスタッフに
ハローワークで地域の人材を
無料募集求人票は具体的&魅力的に
採用前に受け入れ準備を整えておく
この流れを意識するだけで、応募数も定着率も変わってきます。
採用は会社の未来をつくる大切な一歩。
小さなお店だからこそできる魅力発信で、ぴったりの人材を見つけてくださいね😊✨