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小さな雑貨店の戦略 〜ファンづくりが売上のカギ〜

1.その売上低迷、本当に暑さのせい?

「暑くて人が出歩かないから売上が落ちる」
この時期、小さな雑貨店や小売店からよく聞く悩みです。

でも少し立ち止まって考えてみてください。
もしお客様が目の前まで来てくれたら、本当に必ず買ってくれるでしょうか?
実は、売上が伸びない理由は“猛暑”ではなく、もっと本質的なところにあるのです。

2.商品だけでは選ばれない時代

「かわいい雑貨」「珍しいアイテム」──
もちろん魅力的ですが、それだけでは不十分です。
今やお客様は気に入った商品があればすぐにスマホで検索し、ネットで安く買えてしまう。

つまり 商品そのものの魅力だけでは価格競争に巻き込まれる のです。
「イイモノを置けば売れる」
そう思っているうちは、安売りの波に飲まれてしまいます。

3.鍵は「お店のファン」づくり

小さな雑貨店の最大の強みは、店主とお客様の関係性です。

  • 「このお店で買いたい」

  • 「この店主から買いたい」

そう思ってもらえるかどうかが分かれ道。
売上を安定させるには、お客様との関係性を深めて “店主のファン=お店のファン” を作ることが不可欠です。

4.接客だけでは足りない

もちろん、笑顔や丁寧な接客は大切です。
でも、それだけでは「良いお店だった」で終わってしまいます。
ファンづくりに必要なのは、お客様の背景や価値観を理解し、寄り添えること

商品を買いに来る理由の中には、
「店主と話したい」「あのお店の雰囲気に触れたい」
といった気持ちも含まれているのです。

5.関係性を深めるヒント(チェックリスト)

次の問いに、あなたのお店はYESと答えられますか?

お客様がどんな未来を想像して来店しているか理解していますか?

お客様にただのお買い物だけでなく「体験の価値」まで提供出来ていますか?

お客様との関係性を、LTV(顧客生涯価値)の視点で捉えられていますか?

この視点を持つだけで、売上のつながり方が変わります。

6.人気店になるための3C分析

個人店はどうしても「自分好み」になりがちです。
それだけでは“趣味のお店”で終わってしまう危険も。

事業として伸ばしたいなら、3C分析で整理してみましょう。

  • Customer(顧客):誰に喜んでもらいたいのか?

  • Competitor(競合):他のお店はどんなことをしているのか?

  • Company(自社):自分のお店はどんな強みを使って、どこで戦うと勝てるのか?

⇒顧客と競合をしっかり分析し、あなたのお店が勝てる場所(ポジション)を探りましょう。

7.まとめ:残暑は“仕込み”のチャンス

残暑は人の動きが鈍る時期。
だからこそ、「お客様との関係性を深める時間」にあててみてください。

まずはお客さまとのコミュニケーション技術を高めること!
「この人から買いたい」と思ってもらえたら、価格やネット通販にはない価値が生まれます。

ファンづくりこそが、小さなお店の最大の武器です。
残暑を“売上の谷間”にせず、秋の成長につなげる準備期間にしていきましょう。

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