補助金

【小規模事業者持続化補助金】<低感染リスク型ビジネス枠> 経営計画書の書き方講座 第3回目

本日は小規模事業者持続化補助金の経営計画書の書き方講座、第3回目となります。

第1回目はこちらです。⇒経営計画書の書き方講座 第1回目
第2回目はこちらです。⇒経営計画書の書き方講座 第2回目

それでは続きを書いていきましょう。

<補助事業計画>1.補助事業名

ここは今回補助金を使って取り組む事業の名前を記入します。何でもいいですが、わかりやすいものがいいと思います。特に目を引くようなネーミング的なものを考えなくて大丈夫です。20~30字程度でいいかなと思います。

例)安全な接客と提供方法の整備によるテイクアウトの強化 など

<補助事業計画>2.補助事業の内容

ここは「感染拡大防止のための対人接触機会の減少に資する新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入等の取組について、取組内容や実施体制、スケジュールを具体的に記載してください。」とあります。

つまり、対人接触機会の減少する取り組みをどのように実行する予定なのかをスケジュールと共により詳細に記載していきます。ポイントは「この事業に妥当性があって、実現可能性が高いかどうか」です。
審査員が納得できる計画を、数字画像などを用いながらしっかりと説明していきましょう。
経営計画書の雛形には

■補助事業内容(取組内容)
■必要な理由
■事業実施スケジュール

の3つの項目がすでに記載されています。この項目に沿って書ければOKです。

■補助事業内容(取組内容)

低リスクビジネス枠は、対人接触が減少するような内容である事が条件ですので、ただの自社の新たな取り組みでは要件に当てはまりません。そこは気をつけて書きましょう。
以下の内容が書いてあると審査がしやすくしっかりと書けている印象になりますが、絶対書かなくてはいけないという内容ではありませんので、ご自身の取り組み内容にあわせて書いてみてください。

・補助事業計画の実施概要
・これまでの技術やノウハウを生かせる内容
・これまでの自社の取り組みとの違い
・補助事業の認知獲得に向けた取り組みや創意工夫点

・補助事業計画の実施概要

端的にこれから取り組み補助事業の概要を説明します。低リスクビジネス枠は、対人接触が減少するような内容である事が条件です。ただの自社の取り組みにならないように注意しましょう。イメージ画像なども貼り付けるとより伝わりやすくなります。(目安:3~4行)
例)これから販売しようとする商品やECサイトの画像など

・これまでの技術やノウハウを生かせる内容

ここは、すでにお持ちの強みを生かせることをアピールするところです。
箇条書きでも構いません。こんな強みを新たな取り組みに生かせるよ、ということを審査員へ伝えていきます。(目安:2~3行)
例)創業10年で築き上げた地元の常連顧客との関係性や顧客リスト
フランスで修行した料理長による素材を生かした商品メニュー開発力 など

・これまでの自社の取り組みとの違い

要件に当てはまっていることを強調するためにも、商品販売またはサービス面においてどのような点が今までとは違うのかを明確に説明しましょう。

「これまでは、○○であったが、今後は○○として取り組んでいく。」といった書き方が出来ると分かりやすいかなと思います。(目安:2~3行)

・認知獲得に向けた取組みや創意工夫点

補助事業が成功出来そうだなと思わせるポイントになります。補助事業を成功させるための+αのイメージで説明しましょう。もちろん補助事業と関わってきます。ECサイトを制作するならどんなところにこだわって、どのようにお客様にアピールしていくか、などが説明出来ると良いと思います。(目安:2~3行)

■必要な理由

ここは、なぜその事業に取り組む必要があるのかを説明します。この説明と経費の整合性がとれている事が重要ですので、しっかりと書いていきます。

・今後の目標
・目標に対する課題とその解決法
・本補助事業が必要である理由

・今後の目標

新たな取り組みによってどんな目標を掲げているのかを簡単に書きます。数字を入れるとより具体性があっていいと思います。例えば、○○する事で売上高○○円、新規顧客獲得数○人、などです。(目安:2~3行)

・目標に対する課題とその解決法

課題と解決法に分けて簡単に書いてみましょう。(目安:各2~3行)

・当社の課題
新たな事業に取り組むにあたって、どんな事が課題になるのかを書きましょう。例えばネットで販売したいならECサイトがないから作らないといけないな、などです。
例)自社店舗への来店客が減少しているが自社ECサイトがないためネット販売が出来ない状況である。

・解決方法
課題に対し、どんなことをすれば解決できるのか書きましょう。上記の課題であれば、「自社のECサイトを制作する」、となります。でも作っただけでは売れないかもしれません。そうすると、広告もしないといけないかもしれません。そうなれば、「ECサイト開設のプロモーションとしてSNS広告を行い、認知を高め集客を図る」などと書けばOKです。ここが補助事業に関わってくると思います。一貫性を意識しましょう。

・本補助事業が必要である理由

上記の内容から、取り組む事業が必要だということを簡単にまとめます。(目安:2~3行)

■事業実施スケジュール

ここで、具体的な実施スケジュールを説明します。箇条書きでもいいですが、ガントチャートで表すとより分かりやすいです。ざっくりで大丈夫です。予定を立てているのがわかればOK。注意点としては、補助事業期間内に終わるような予定にしてくださいね。期間を過ぎてしまうと対象外となってしまいます。

例)ガントチャート

以上となります。少し大変ですが、重要な項目です。頑張って書いていきましょう。
大体ここで2ページくらい使うイメージです。

いよいよ次回が最後になります。ここまでお疲れ様でした。

-補助金

© 2024 個人事業主を応援するブログ