「このサービス、ニーズある気がする…でも今はやってない」
こんな直感、ありませんか?
事業をしていると、お客様との会話やSNSの反応から「これ、求められてるかも?」と感じることがありますよね。でも、そのまま走り出すと「思ったほど売れなかった…」という失敗に繋がることも。
今回は、新しいサービスや商品を始める前に必ず確認しておきたい6つの視点をご紹介します。小さなビジネスでも無理なく実践できる内容なので、アイデアを形にする前に、ぜひチェックしてみてください。
Table of Contents
1. 誰のニーズか?【ターゲットの明確化】
「いいアイデア!」と思ったとき、まず確認したいのが“誰が求めているのか?”という視点。
それは既存のお客様?まったく新しい層?その人たちはどんな悩みを持っていて、なぜそのサービスが必要なのか?
→ ペルソナ(理想の顧客像)をざっくりでも言語化してみることが大切です。
2. どんな価値を届けるのか?【便益の明確化】
「このサービスで、相手はどう嬉しくなるのか?」
商品やサービスの“機能”ではなく、“その人の生活や気持ちにどんな変化をもたらすのか”を考えましょう。
→ 「早く終わる」ではなく「忙しいママの時間が浮く」など、便益を言い換えると、刺さる層が変わります。
3. そのニーズは本当に市場性があるか?【ニーズの検証】
よくあるのが「声の大きい少数派」に引っ張られてしまうケース。
1人や2人に言われたからといって、それが売れる保証にはなりません。
→ 類似サービスの有無、SNS検索、簡単なアンケートなどで“声の量”と“熱量”を探ってみましょう。
4. 自分にできるか?【リソースの確認】
やりたいことがあっても、「時間がない」「ノウハウがない」と進まないことも。
逆に、今ある強みや経験を活かせることなら、スムーズに始められます。
→ 1人で全部やらず、小さく外注したり、既存業務に乗せたりできないかを検討しましょう。
5. 採算は取れるか?【コストと価格の見極め】
新しいサービスには、時間・仕入れ・告知など何かしらのコストがかかります。
それを考えたうえで、いくらで売れば利益が出るのかを試算しておきましょう。
→ 売上は「価格×販売数」。理想だけでなく、現実的な数字で考えることが大事です。
6. 小さく試せるか?【スモールテスト設計】
いきなり本格スタートではなく、まずは“試してみる”フェーズを作るのがおすすめ。
お試し版・モニター・期間限定などで反応を見ながら、改善→本格スタートへ。
→ MVP(最小限の形)でテスト → 修正 → 本導入が、リスクの少ない王道ステップです。
まとめ:直感は大事。でも「仮説→検証」でリスクを抑えよう
「これはニーズがあるかも」という直感は、実はとても貴重なアンテナ。
ただ、それをそのままサービスにしてしまうのではなく、仮説→検証→改善という流れを通すことで、失敗のリスクをぐっと減らし、成功率を高めることができます。
ぜひ、この記事で紹介した6つの視点を参考に、あなたのアイデアを“価値あるサービス”へと育てていってくださいね。
最後に…
私は、小さな事業のブランディング・マーケティング支援を行っています。
「自分のやりたいことがあるけど、何から始めれば良いか分からない」
そんな方には、事業アイデアの整理からお手伝いしています。
お気軽にご相談くださいね。