本日は小規模事業者持続化補助金の経営計画書の書き方講座、第1回目となります。
事務局HPより経営計画書をダウンロードして入力していきます。
ダウンロードはこちらから⇒https://www.jizokuka-post-corona.jp/download/
少し下にスクロールして【様式1】経営計画および補助事業計画(word)をダウンロードします。
まずは、経営計画書の書き方をご説明します。
Table of Contents
申請者名
ここはそのまま個人事業主なら「屋号」を、法人なら会社名を記入します。個人事業主で屋号を決めていない方は個人名でOKです。
<経営計画> 1.自社の事業概要
経営計画書には、※自社の概要や経営状況、課題、特徴、自らが製造・販売・提供している商品・サービスの内容や市場動向等について記載してください。また、自社の経営方針・目標等についても記載してください。と記載があります。
つまり、今現在の事業を詳しく教えてください、ということです。
項目ごとに分けて書いてあげると、審査員の方も読みやすくなりますので、下記の例のように項目を分けて書いてみましょう。もちろん絶対書かなくてはいけないということではありませんが、ここまで書けば十分かなと思います。
・事業概要
・提供している商品(またはサービス)
・主な商品(サービス)と価格
・市場動向 ・経営方針
ではこの項目について一つ一つご説明します。
・事業概要
ここは、開業した年月やどんな事業をしているのかを簡単に紹介します。(目安4~5行)
例)当社は〇年〇月、〇〇(場所)にて〇〇事業を営んでいる。
代表者の経歴なども書いてもいいですね。画像など入れるとイメージしやすくなると思います。画像は小さくて大丈夫です。
・提供している商品(またはサービス)
ここでは、商品やサービス、コンセプト、集客方法、営業時間、定休日、強みや弱みなど具体的に説明します。ここも項目ごとに書いていきましょう。
・提供内容
例えばイタリアンレストランであれば提供内容は「イタリアンメニューを中心とした食事の提供・サービス」など簡単でOKです。特徴なども書いてあげるとイメージが湧きやすいと思います。(目安:2~3行)
・コンセプト
お店のコンセプトなども書くといいと思います。例えば「お手頃な価格で本格的なイタリアンを楽しめるように・・・」や「小さなお子様が来ても気軽にイタリアンを楽しめるように・・・」などです。(目安:2~3行)
・営業時間
〇時~〇時まで など (目安:1~2行)
・定休日
〇曜日 など (目安:1~2行)
・集客方法
どんな手段で集客しているかを簡単に記載します。(目安:2~3行)
例)「お客様の紹介や口コミがメインで広告はほとんどしていない」や、「地域の情報誌への掲載や、チラシのポスティングで新規顧客の集客をしている」、などです。
・強み
自社の強みを書きましょう。ここは今後の事業展開を考えるうえで大事なポイントですので、しっかり描くことが大切です。どんなことがお客様から評価されていますか?
競合よりも優っている点などが強みになります。1~2個書けるといいかなと思います。(目安:3~4行)
・弱み
ここは逆に自社が足りていないなと思うところを書きましょう。そんなに強調しなくてもいいので、ここも1~2個書いておきましょう。例えば、「人が足りないが採用ができていない」、「集客したいが広告宣伝ができていない」などです。(目安:3~4行)
・主な提供商品(サービス)と価格
ここで具体的な商品メニューやサービスメニューと価格を紹介します。全部書く必要はありません。メイン商品を2~3個書ければいいと思います。(目安:3~4行)
例)〇〇スパゲティ 1,200円 など
・市場動向
ここは少し大変かもしれません。自社の業界が現在どのような状況なのかをインターネットを使ってリサーチします。なるべく公的な機関が調査した資料から抜粋して掲載できるといいと思います。客観的な指標が必要ですので、グラフや画像などを入れてあげるとわかりやすくなりますよ。調べるときは「〇〇業界 市場動向」や「〇〇業界 調査」などと検索すれば何かしら出てくると思います。(目安:4~5行+グラフや表)
・経営方針
自社の経営方針を簡単に書いてみましょう。特に決めていないということであれば、目標みたいなもので構いません。ただし、経営方針はあったほうがいいので、これを機に考えてみてもいいと思います。(目安:3~4行)
ここまでで大体1ページ半くらい使うイメージでいいと思います。自社の現在の状況をしっかりと説明してください。しかしここはあまり力を入れて書く部分ではありませんので、2ページまで使わないように気をつけましょう。
続きは次回でご説明します。お疲れさまでした。