いよいよ今日は、「補助金を使って実際に何をやるのか?」を伝える「2-3 具体的な取組み」について説明します。
この項目は、審査でも重視される部分!
補助金をどんな目的で使い、どのような成果を目指すのかを、具体的に・丁寧に説明する必要があります。
DAY1で作成した“新たな取組み構想ワークシート”や、これまで整理してきた経営課題・方針とつなげながら、計画性のある内容を目指しましょう😊👍
Table of Contents
概要+詳細で、計画の信頼感をアップ
ここでは、実際にどんな活動を行うのかを詳しく書いていきます。
まずは「どんなことをやるか」を一言でまとめた【概要】を書き、次に設備や広告、商品開発など、補助金を使って行う取組みの【詳細】を具体的に説明します。
審査員が「この計画は現実的で、成果が出そう」と思えるように、できるだけ具体的に、かつ補助対象経費とのつながりも明確にしましょう。
【記載例】
◆内容(概要)
グルテンフリーのスイーツ(ガトーショコラとドーナツ)を開発し、店頭とマルシェ、Web広告などで販路を広げる取組みです。 設備導入と広告によって、製造体制と集客力の両面を強化します。
◆具体的な取組み内容(詳細)
1.グルテンフリースイーツの商品開発
アレルギーや健康のためにグルテンフリー生活を送りたいお客様が、そうじゃない方とも一緒に楽しめるようグルテンフリーのガトーショコラとドーナツを開発します。
オーナーのスイーツの技術力を活かし、米粉を使用しても普通のガトーショコラと変わらない美味しさを提供します。業務用の電気コンベクションを導入し、焼きムラが少なく、きれいに焼き上げます。
• 米粉を使用したグルテンフリーガトーショコラ(650円)
• グルテンフリードーナツ(450円)
※イメージ画像を載せるとgood👍
【機械装置等費】 業務用電気コンベクションオーブン 18万円(1台)
2.地元情報誌への掲載
地域の住民の方々に、当店のグルテンフリースイーツという新たな取り組みを知ってもらうため、地元で購読者が多い地域の情報誌○○に新商品の紹介記事を掲載します。
これにより、アレルギーや健康に関心のある方への認知度向上を図り、新しいお客様の来店促進につなげます。
【広報費】 地域情報紙への掲載(2回) 3万円/回×2回=6万円
👆こんな感じで一つ一つ丁寧に書いていきましょう😊
書き方のポイント
・実施内容と費用の関係が明確で、妥当性のある金額になっているか?
・審査員が「成果が出そう」と思えるリアリティがあるか?
・使いたい経費が、補助対象経費外になっていないか?
・取組み内容が経営方針(目的)を達成するための手段となっているか?
👆こんな風に一貫性があり、経費の使い道が間違っていないかを注視しながら書いてみてください。
まとめ:具体的な内容とお金の使い道をセットで!
このパートでは、「どんなことを、どんなお金を使ってやるのか?」を明確に書くことが大切です。
審査する人が「これなら実現しそうだ」「お金の使い道が納得できる」と感じるように、取組みの背景・内容・経費をしっかりつなげて伝えましょう。
「様式2の書き方がわからない…😢」というあなたへ
「具体的にどう書けばいいのかわからない…」という方のために、DAY10~12の様式2 記入例をご用意しました。
補助金の具体的な使い道をどう表現するか、ぜひこの記載例をヒントにしてみてください。
📌次回は…「3.業務効率化(生産性向上)の取組み内容」に進みます!
補助金を使って行う新しい取組みによって、どんな効果が見込まれるのかを考える「3.業務効率化(生産性向上)の取組み内容」に進みます。
自社のオペレーションや作業効率UPの為に使う経費がある方は必見です。
事業計画書の作成もあと少しです!
頑張りましょう💪
今日もお疲れ様でした👏👏
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