ついにこの連載も最終日となりました👏👏🎉
今回は「4. 補助事業の効果」から【4-2 効果の試算】について解説します。
Table of Contents
効果の試算=数字で“どのくらい良くなるか”を示すパート
このパートでは、補助事業を行った結果として、どれだけ売上が増えるのか、経費が下がるのか、利益が出るのかなどの“数字”を使って効果を表現します。
補助金は税金が原資ですから、「この支援によってどんなリターンがあるのか?」という費用対効果を明確に示すことが求められています。
書き方の基本は「3年間の売上・利益見込み」を示すこと
目安として、下記のようなシンプルな3年間の売上計画表を文章または表形式で示すのが有効です。
✍️ 記載例:売上・利益の見込み(グルテンフリースイーツ導入の場合)
このように、
• 売上の伸び(増収)
• コスト構造の改善(原価・経費)
• 粗利益の増加
などを、わかりやすく伝えることが大切です。
ポイントは「根拠ある見込み」であること
数字が大きければ良いというわけではありません。
「なぜその金額が見込めるのか?」という根拠もセットで書くと説得力がアップします。
✔ SNS広告や地域紙掲載によって、月間来店者が〇人増える想定
✔ 単価〇〇円×販売数〇〇個=月間売上〇万円
✔ ECサイト導入で新規客が○%増加と想定
…など、数字の“積み上げ方”を文章で説明するとより良いです。
✍️ 効果の試算の文章例
本補助事業により、新たなグルテンフリースイーツ(ガトーショコラ・ドーナツ)を開発し、マルシェやSNS広告を通じた販路拡大を行うことで、初年度は売上600万円を見込んでいます。
2年目にはECサイトを立ち上げ、全国への販売展開を進めることで750万円、3年目にはリピーターの定着によって900万円までの売上増加が期待されます。
また、原材料や仕入れも計画的に行うことで、粗利益も年々改善する見込みです。
まとめ:「売上の未来予測」が事業の信頼性を高める!
このパートでは、「補助金を使えばこうなる」という未来の姿を数字で示すことが求められます。
事業計画全体の締めくくりとして、現実的で根拠のある売上見込みを描きましょう。
大きすぎる夢ではなく、“妥当性のある数字”のほうが信頼感につながります。
「様式2の書き方がよくわからない…😢」というあなたに
「具体的にどう書くのかよくわからない…」という方のために、DAY14・15の様式2 記入例をご用意しました。
もし書き方に迷ったら、この記載例をヒントにしてみてください。
📄⏬様式2【DAY14・15】記入例をダウンロード(PDF)
🌸🌸最後に…
15日間、本当にお疲れさまでした!🎉👏👏
この連載を通して、初めての事業計画づくりが「ちょっと楽しく」「ちょっと自信が持てる」ものになっていたら嬉しいです😊
次は実際の申請書への反映や、提出までの準備ですね。困ったことがあれば、いつでも立ち返ってこのステップを確認してみてください!
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