15日で完成!初めての事業計画書作成ステップ

【DAY4】市場動向と競合分析の書き方|事業計画書に活かすリサーチの基本

今回は「小規模事業者持続化補助金」の事業計画書ステップ【DAY4】として、
「2.顧客ニーズと市場の動向」のうち、市場動向と競合分析について書いていきましょう👍

このパートでは、あなたの事業が置かれている業界や市場の状況、競合他社の様子をリサーチして整理することが目的です。
少しむずかしそうに思えるかもしれませんが、大丈夫!順番に見ていきましょう。

 

【2-1】市場の動向を調べよう|インターネットでOK!

「市場動向」と聞くと難しそうですが、身構える必要はありません。
たとえば、カフェを経営しているなら、インターネットで以下のように検索してみてください:

  • 「カフェ 市場規模」
  • 「喫茶店 業界動向」
  • 「スイーツ業界 トレンド」

📌 国の機関(総務省・中小企業庁など)やリサーチ会社の資料が信頼度高め。
調べたデータを引用する際は、(出典:○○)と必ず記載しましょう。

表やグラフがあると見やすくなりますよ。

 

【記載例】喫茶店業界の市場動向

喫茶店業界の市場規模はここ20年間、約○○〜○○兆円と安定推移しています。
店舗数は2008年度をピークに減少傾向にあり、現在は約○○万店舗。
コンビニコーヒーやセルフ型店舗、コンセプトカフェの増加により、従来型の純喫茶は競争が激化しています。


(出典:厚生労働省「収益力の向上に向けた取組みのヒント」)

👆このように、数字+背景をセットで説明できると説得力が増します。

 

競合他社も調べてみよう|表にすると◎

自分の事業と似た商品・サービスを提供している「競合事業者」も調べてみましょう。

  • 同じ地域で同業をしているお店
  • ターゲット層が似ている事業者
  • コンセプトや価格帯が重なる他業態(例:テイクアウト専門店、スイーツ店)など

📝 3~4社くらい比較できると、審査員にも「ちゃんと調べている」という印象を与えられます。

 

【記載例】競合比較表(カフェ業)

当店の競合他社は、○○市で個人経営しているカフェと考えている。チェーン店に関しては顧客に提供している価値が異なるため、競合先としては認識していない。

○○市において、オープン時にはあまり見かけなかったが、ここ数年で個性的なカフェがいくつか開業している。

店名 特徴 看板商品 平均単価 備考
○○カフェ テラス席あり・ペット同伴OK ワンちゃんも食べられるスイーツ 1,200円 外観に温かみあり
カフェ△△ バリスタが会話してくれる オリジナルブレンドコーヒー 1,500円 コーヒー好きのファンが多い
Café□□ 高級志向・本場○○豆を使用 スペシャリティ珈琲 2,000円 高価格帯で特別感を演出
◎◎喫茶店 若年層に人気・リーズナブル BIGパフェ 1,300円 SNS映えが強み

📌 写真が難しければ、文章+表だけでもOKです!

 

競合がいない場合は?

 「うちは競合がいない…」と感じる場合もあるかもしれません。
その際は、類似商品や代替サービスを提供している事業者を競合として考えてみましょう。
「競合がいない」としてしまうと、ちゃんと調べてないなって印象を与えてしまうかもしれません😢

 

まとめ|市場と競合を知ると、自分の立ち位置が見える

事業計画書では、自社の強みや取り組みだけでなく、業界や市場の流れ、競合との違いも重要な判断材料になります。

自分の立ち位置を知り、戦略を立てるためにも、このステップはしっかり押さえておきましょう!

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📌次回は・・・

次回【DAY5】は、顧客ニーズを深掘りしていきます。
「誰のために、どんな価値を届けるのか?」を一緒に言葉にしていきましょう!
今日もお疲れ様でした👏👏

 

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