今回は「小規模事業者持続化補助金」の事業計画書ステップ【DAY4】として、
「2.顧客ニーズと市場の動向」のうち、市場動向と競合分析について書いていきましょう👍
このパートでは、あなたの事業が置かれている業界や市場の状況、競合他社の様子をリサーチして整理することが目的です。
少しむずかしそうに思えるかもしれませんが、大丈夫!順番に見ていきましょう。
Table of Contents
【2-1】市場の動向を調べよう|インターネットでOK!
「市場動向」と聞くと難しそうですが、身構える必要はありません。
たとえば、カフェを経営しているなら、インターネットで以下のように検索してみてください:
- 「カフェ 市場規模」
- 「喫茶店 業界動向」
- 「スイーツ業界 トレンド」
📌 国の機関(総務省・中小企業庁など)やリサーチ会社の資料が信頼度高め。
調べたデータを引用する際は、(出典:○○)と必ず記載しましょう。
表やグラフがあると見やすくなりますよ。
【記載例】喫茶店業界の市場動向
喫茶店業界の市場規模はここ20年間、約○○〜○○兆円と安定推移しています。
店舗数は2008年度をピークに減少傾向にあり、現在は約○○万店舗。
コンビニコーヒーやセルフ型店舗、コンセプトカフェの増加により、従来型の純喫茶は競争が激化しています。
(出典:厚生労働省「収益力の向上に向けた取組みのヒント」)
👆このように、数字+背景をセットで説明できると説得力が増します。
競合他社も調べてみよう|表にすると◎
自分の事業と似た商品・サービスを提供している「競合事業者」も調べてみましょう。
- 同じ地域で同業をしているお店
- ターゲット層が似ている事業者
- コンセプトや価格帯が重なる他業態(例:テイクアウト専門店、スイーツ店)など
📝 3~4社くらい比較できると、審査員にも「ちゃんと調べている」という印象を与えられます。
【記載例】競合比較表(カフェ業)
当店の競合他社は、○○市で個人経営しているカフェと考えている。チェーン店に関しては顧客に提供している価値が異なるため、競合先としては認識していない。
○○市において、オープン時にはあまり見かけなかったが、ここ数年で個性的なカフェがいくつか開業している。
店名 | 特徴 | 看板商品 | 平均単価 | 備考 |
○○カフェ | テラス席あり・ペット同伴OK | ワンちゃんも食べられるスイーツ | 1,200円 | 外観に温かみあり |
カフェ△△ | バリスタが会話してくれる | オリジナルブレンドコーヒー | 1,500円 | コーヒー好きのファンが多い |
Café□□ | 高級志向・本場○○豆を使用 | スペシャリティ珈琲 | 2,000円 | 高価格帯で特別感を演出 |
◎◎喫茶店 | 若年層に人気・リーズナブル | BIGパフェ | 1,300円 | SNS映えが強み |
📌 写真が難しければ、文章+表だけでもOKです!
競合がいない場合は?
「うちは競合がいない…」と感じる場合もあるかもしれません。
その際は、類似商品や代替サービスを提供している事業者を競合として考えてみましょう。
「競合がいない」としてしまうと、ちゃんと調べてないなって印象を与えてしまうかもしれません😢
まとめ|市場と競合を知ると、自分の立ち位置が見える
事業計画書では、自社の強みや取り組みだけでなく、業界や市場の流れ、競合との違いも重要な判断材料になります。
自分の立ち位置を知り、戦略を立てるためにも、このステップはしっかり押さえておきましょう!
「様式2の書き方が分からない・・・😢」というあなたに
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📌次回は・・・
次回【DAY5】は、顧客ニーズを深掘りしていきます。
「誰のために、どんな価値を届けるのか?」を一緒に言葉にしていきましょう!
今日もお疲れ様でした👏👏
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