こんにちは!
「小規模事業者持続化補助金」の事業計画書作成ステップ、今回は【DAY5】です。
今日のテーマは、顧客ニーズの整理と記載方法についてです。
Table of Contents
顧客ニーズって何を書くの?
「顧客ニーズ」とは、現在のお客様がどんな理由であなたのお店を利用しているのか、またはこれからターゲットにしたい人がどんなことを求めているのかを知ること。
自分では「こんなニーズがあるだろう」と思っていても、実際にはズレていることもありますよね。
だからこそ、事業計画書では“想像”ではなく、できるだけ根拠のある調査やデータに基づいて書くことが大切です。
方法①:アンケートや会話で“生の声”を拾おう
あなたの店舗に来てくださるお客様の声を集めてみましょう。
たとえば、
当店で行ったアンケートでは、以下のような傾向が見られました。
美容や健康に気を遣っている方が多く、特に若年層の中にはグルテンフリー食品に興味を持っている人が多いことがわかりました。
しかし一方で、
「友人と一緒に食べられる場所がない」
「健康に気をつけたいけど、みんなと違うものを頼むのは気が引ける」
という声もありました。
つまり、お客様は「“健康志向”と“友人との楽しい時間”の両立に悩んでいる」ということです。
👆このように、単なる「食の志向」ではなく、「その人の価値観」まで見えてくると、ニーズ分析の質がぐっと高まります。
方法②:ネット調査データを活用しよう(例あり)
インターネット上にも、消費者ニーズに関するデータはたくさんあります。
信頼できる調査会社やマーケティング会社のレポートを参考にしましょう。
たとえば、
「カフェ・喫茶店利用者の4割が“リラックス目的”で来店し、3割が“スイーツ目的”」
「女性は“スイーツの充実度”、男性は“価格”や“Wi-Fiの有無”を重視」
(出典:クロスマーケティング社「カフェ利用に関する調査(2021)」)
これらのデータと、実際のお客様の声を掛け合わせることで、より立体的なニーズ分析になります。
事業計画書にどう書けばいい?
調査結果は、今後の取り組み方針とセットで記載すると、事業計画書としての説得力が増します。
【記載例】
健康や美容に関心を持つ若年層が一定数来店しているが、グルテンフリー対応のお店が少なく、実践できない悩みがあるとわかりました。
当店では「みんなと一緒に同じものを楽しめる」グルテンフリースイーツの開発を進め、友人同士で気兼ねなく過ごせる空間づくりを目指します。
まとめ|顧客ニーズを知れば、事業の軸が見える
- 顧客の声を聞く(アンケート・会話・SNS)
- 外部調査データを活用する
- 自社の強みや方向性とつなげて言語化する
この3ステップで、顧客ニーズは“説得力のある文章”に変わります。
「様式2の書き方がよくわからない…😢」というあなたに
「具体的にどう書けばいいのかわからない…」という方のために、DAY5の様式2 記入例をご用意しました。
事業内容や取組内容をどう表現すればよいか迷ったときの参考になります。
書き方の雰囲気をつかみたい方は、ぜひダウンロードしてご活用ください👍
📌次回は・・・
次回【DAY6】は「自社の強み・弱み」を整理するパートです。
少しずつ輪郭が見えてきましたね!
次回も一緒に進めていきましょう😊
今日もお疲れ様でした👏👏
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