東松山市で事業を営んでいる事業者必見！
最大30万円で“新しい挑戦”を後押しする補助金があります。
「新しい商品やサービスを始めたい」
「販路拡大のために広告や外注を使いたい」
そんな中小企業・小規模事業者を支援する制度が、東松山市の「がんばる中小企業等応援補助金」です。
本記事では、制度の概要から使いどころ、注意点までを分かりやすく解説します。
Table of Contents
補助金の目的｜“経営革新への挑戦”を応援
この補助金は、
「経営革新計画」に基づき、新商品・新サービス開発や販路開拓に挑戦する中小企業者を支援することを目的とした制度です。
単なる設備投資や広告支援ではなく、「経営革新計画」が前提条件になっている点です。
ポイントは、
- 新商品・新サービス
- 新しい販売方法・提供方法
- 技術開発や新たな事業活動
といった “これまでにない取組” が対象になる点です。
※埼玉県知事の承認を受ける事が必要になります。
対象となる事業内容
次のような取組が補助対象になります。
- 新商品の開発・製造
- 新サービスの開発・提供
- 商品の生産方法・販売方法の新方式導入
- サービス提供方法の新方式導入
- 技術研究開発やその成果の活用
- その他、新たな事業活動
「少し内容を変えただけ」ではなく、
経営革新計画に基づいた“新しい取組”であることが重要です。
補助対象となる経費
幅広い経費が対象になる点も、この制度の使いやすさです。
主な補助対象経費は以下の6区分に限定されています。
- 機械装置・設備の導入費
- 広告宣伝費（チラシ、WEB広告など）
- 展示会・商談会への出展費用
- 商品・サービスの開発費
- 賃借料（事業に必要なもの）
- 外注費（デザイン、制作、システム開発等）
👉 「開発＋広報」「制作＋外注」など、組み合わせて使えるのが特徴です。
※ 消費税・地方消費税は対象外です
対象外となる経費
以下の経費は対象外となりますので注意して下さい。
- 人件費・役員報酬
- 家賃・光熱水費・通信費
- 名刺・文房具などの消耗品
- セミナー・研修・講習会費
- 税理士・会計士・弁護士費用
- 不動産購入費・車両関係費
- 金融機関手数料・保険料・利息
- 飲食・接待・娯楽費
- 公租公課（税金）
ここに書かれていない内容でも、公的資金として不適切と判断されれば対象外になります。
詳細は公募要領をご確認下さい。
補助率・補助金額
- 補助率：対象経費の1/2以内
- 補助上限額：30万円（千円未満切り捨て）
例）
対象経費が60万円の場合 → 補助金30万円
対象経費が40万円の場合 → 補助金20万円
小規模事業者にとっては、現実的に使いやすい規模感の補助金です。
利用できる事業者の条件
次の条件を満たす必要があります。
- 東松山市内に主たる事業所がある中小企業者
- 経営革新計画に基づいて事業を実施していること
一方、次のような場合は対象外です。
- 市税を滞納している
- 暴力団関係者
- 法令で制限されている業種（風俗営業等）
申請時の注意点（重要）
この補助金は、使いやすい反面、注意点もあります。
✔ 先着順・予算終了次第受付終了
→ 「あとで考えよう」は通用しません。
✔ 1つの経営革新計画につき、年度1回まで
→ 計画的な活用が必要です。
✔ 他の補助金との重複不可
→ 同じ経費を国や県の補助金と併用できません。
✔ 商工会の事前確認が必須
→ 申請前に、東松山市商工会の確認を受ける必要があります。
どんな事業者に向いている？
この補助金は、特に次のような方に向いています。
- 新商品・新サービスを立ち上げたい
- 教材・コンテンツ・サービスを新たに開発したい
- 外注や制作費を使って事業を形にしたい
- 大型補助金はハードルが高いと感じている
「まずは小さく挑戦したい」事業者にとって、非常に相性の良い制度です。
申請から交付までの流れ（要点）
- 商工会で事前確認（必須）
- 市へ申請書提出
- 審査・採択
- 交付決定後に事業実施
- 実績報告
- 補助金確定・請求・交付
申請したい方、興味がある方は、まずは商工会までご連絡ください。
小規模事業者持続化補助金との違い
東松山市の「がんばる中小企業等応援補助金」は、小規模事業者持続化補助金と考え方がよく似た制度です。
どちらも、新商品・新サービスの開発や販路開拓など、小規模事業者の前向きなチャレンジを応援する補助金です。
違いについて簡単に説明します。
- 経営革新計画の承認が必要
埼玉県知事の承認を受けた「経営革新計画」が前提となります。
ただし、経営革新計画は中小企業診断士と一緒に作成するため、事業者さんの負担はそれほど大きくありません。
しかも、この支援は 無料 で受けられます。 -
補助率・補助額
補助率は1/2とシンプルで分かりやすく、補助上限は30万円とコンパクト。金額は大きくありませんが、「まずは小さく試したい」「必要な部分だけ使いたい」方に向いた補助金です。
- 持続化補助金のような細かい制限が少ない
小規模事業者持続化補助金では、
「ウェブサイト関連費だけの申請は不可」「条件によって補助率が変わる」などの制限がありますが、
本補助金ではそうした複雑な条件はありません。
👉 こうした点から、小規模事業者にとって、シンプルで使いやすい補助金だと感じます。
最後に
東松山市の「がんばる中小企業等応援補助金」は、
新しい商品・サービスの提供や、これまでとは違う提供方法に挑戦したい小規模事業者にとって、現実的で使いやすい補助金制度です。
経営革新計画は、新商品・新サービスの開発だけでなく、販売方法や提供方法を工夫する取組も対象になります。
「何か大きなことをしなければいけない」という制度ではなく、
今の事業を一歩前に進めるためのチャレンジを後押ししてくれる仕組みです。
計画づくりは中小企業診断士と一緒に進められるため、初めての方でも安心です。
補助金をきっかけに、アイデアを形にし、次の成長につなげていきたい方には、ぜひ検討してほしい制度です✨✨😊