最近、補助金に関する相談が増えてきました。
「どの補助金を選べばいいかわからない」
「自分でも申請できるものがあるの?」
そんな声をよく耳にします。
この記事では、私が日頃中小企業や個人事業主の方々と関わる中で「これは現実的でおすすめ!」と感じる補助金についてお伝えします。
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気になる補助金、たくさんあるけど…
現在、以下のような補助金が注目を集めています。
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小規模事業者持続化補助金
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事業再構築補助金
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ものづくり補助金
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IT導入補助金
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省力化補助金 など
それぞれに魅力があり、金額も違えば申請の手間も違います。
では、どう選べば良いのでしょうか?
選び方のポイントは「投資金額」と「リソース」
どの補助金を選ぶかの判断ポイントは、主に2つです。
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どれだけの金額の補助金が欲しいか(投資額に見合うか)
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書類作成や手続きに、どれだけ時間と労力をかけられるか
正直なところ、「事業再構築補助金」や「ものづくり補助金」は、手続きが非常に煩雑で、プロのコンサルタントの力を借りずに申請を通すのはかなり難易度が高いと感じています。
仮に採択されたとしても、その後の実績報告や補助金の受け取りまでの工程は、事業の合間に気軽にこなせるものではありません。
だから私は「小規模事業者持続化補助金」を推します
結論として、小さな会社や個人事業主には「小規模事業者持続化補助金」が最も現実的でおすすめです。
理由は以下の通りです:
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商工会などのサポート体制が整っており、相談会や申請書類のアドバイスが受けられる
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採択率も比較的高く、しっかり準備すれば自力での申請も可能
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補助金額の規模も、個人や小規模事業者にちょうどいい
つまり、「背伸びしすぎず、自分のリソースでなんとかなる現実的な補助金」なんです。
大型補助金の落とし穴
もちろん、「事業再構築補助金」や「ものづくり補助金」は魅力的です。
補助金額が大きいため、魅力的に映るかもしれません。
しかし、大型補助金の申請には以下のような落とし穴もあります。
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採択されやすい内容でなければ、コンサル会社に断られる
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成功報酬型コンサルは、申請額が大きい事業を優先しがち
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仮に受けてもらえたとしても、実績の少ないコンサルの場合、結果が不透明
一見華やかに見えても、「自社にとって本当に現実的なのか?」を冷静に見極める必要があります。
補助金申請は、自分の事業を見つめ直すチャンス
「補助金申請って大変そう…」と思う方も多いでしょう。
ですが、実はそれがとても良い“時間”になるのです。
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どんな顧客に価値を届けているのか
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今後、何に投資して成長を目指すのか
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自分の事業の強みと課題は何か
補助金のための事業計画書づくりは、単なる書類作業ではありません。
自分の事業を深く掘り下げ、方向性を整理する絶好の機会です。
最後に:自分に合った補助金を、現実的に選ぶ
補助金は、うまく使えば事業の後押しになる力強いツールです。
でも、無理をして大きな補助金に手を出すと、思わぬ負担になりかねません。
小さな会社や個人事業主だからこそ、 「等身大で戦う」補助金選び をおすすめします。
その選択肢のひとつとして、ぜひ「小規模事業者持続化補助金」を検討してみてください。