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持続化補助金の事業計画書でよくあるダメ出し|商工会の窓口で多い指摘7選

商工会の窓口相談で、多くの事業者さんの事業計画書を拝見してきました。

「一生懸命書いたのに、なぜか審査が通らない」——そんなお悩みを持つ方のために、よくある指摘をまとめました。

思い当たるものがあれば、ぜひ書き直しのヒントにしてください✨

 

 よくあるダメ出し① 文章量が全体的に少ない

「簡潔に書く」ことは大切ですが、それと「説明が足りない」は別の話です。よく見かけるのが、何をやるかはなんとなく伝わるものの、なぜやるのか・成功できそうな理由が伝わらないケースです。

公募要領の審査の観点には「自社の経営状況・強み・弱みを適切に把握しているか」という項目があります。記述が薄いと、ここの評価が下がります。

👉 「何をやるか」だけでなく、「なぜやるのか」「どうやるのか」まで丁寧に書きましょう。

 

 よくあるダメ出し② ストーリーの流れが弱い

事業計画書は「思いや事実を並べるもの」ではなく、審査が自然に納得できる流れが大切です。
以下の4ステップに一貫性があるかどうかが鍵になります。

【現状】どんな事業をしていて、どのような収益構造か

【課題】理想の状態とのギャップは何か

【解決策】理想に近づくために何をするのか

【補助事業】補助金でどんな取組みをするのか

👉 読み手がストレスなく「なるほど」と思える構成になっているかを確認しましょう。

 

 よくあるダメ出し③ 自社のビジネスモデルの説明が足りない

意外と多いのが「何の事業をしているか伝わりにくい」ケースです。
審査員は初めてあなたの事業に触れる人です。
次の3点が曖昧だと、計画全体の理解が止まってしまいます。

・誰に提供しているのか(ターゲット顧客)

・何を提供しているのか(商品・サービス)

・どのように届けているのか(販売チャネル・立地など)

👉 まず審査員に「自分の事業」を知ってもらうことが最初のステップです。話はそれからです。

 

 よくあるダメ出し④ 設問の意図とズレている

「課題を書く欄なのに、ニーズを書いている」——こういったズレは少なくありません。ご本人は正しく書いているつもりでも、読み手からすると「質問に答えていない」状態になり、「把握できていない」と判断されることがあります。

👉 各項目の「問いの意味」と「答えるべき内容」を正しく理解してから書きましょう。

 

 よくあるダメ出し⑤ 補助事業計画の内容が粗い

補助事業の部分は採択に最も直結する重要パートです。
それにもかかわらず、内容が抽象的・曖昧なケースが多く見られます。

・実施内容が「ホームページを作る」程度の記述にとどまっている

・経費の使い途が不明瞭

・取組みの全体像が書かれていない

👉 「どんな経費を使って、どんな販路開拓を行うのか」を具体的に記載しましょう。

 

 よくあるダメ出し⑥ 販路開拓の計画が弱い

小規模事業者持続化補助金は、名称の通り「販路開拓」が目的の補助金です。
販路開拓とは、新しい顧客に届けるための売り方・売り先を広げることです。

現在の通常業務の延長として使う経費は原則として対象外となります。
「これまでもやっていること」ではなく「新しく展開すること」を計画に盛り込む必要があります。

👉 作成した計画書が「本当に販路開拓の計画になっているか」を見直してみましょう。

 

 よくあるダメ出し⑦ 市場・顧客ニーズの根拠がない

公募要領の審査の観点には「経営方針・目標と今後のプランは、対象とする市場や顧客ニーズを捉えたものとなっているか」という記載があります。

感覚や経験だけで書かれた計画より、客観的なデータを根拠にした計画の方が審査員に説得力を与えます。

たとえば以下のような情報を活用するのが効果的です。

・政府統計・業界団体のレポートなどの市場データ

・業界全体の動向・トレンド

・顧客アンケートや購買データなどの一次情報

👉 第三者が見て「なるほど」と納得できる根拠を添えると、計画の信頼性が大きく上がります。

 

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商工会・商工会議所では、窓口相談や専門家派遣を通じて、事業計画書のブラッシュアップを無料で受けられる場合があります。

私も埼玉県内の商工会・商工会議所で計画書のアドバイスをさせていただいています。
今回ご紹介したのはほんの一部です。実際の窓口では、ここでは書ききれないポイントをお伝えしています。
提出前に、ぜひ一度、管轄の商工会・商工会議所にご相談ください😊✨

 

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